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銀行提出用の資金繰り表|見られる項目と説明の組み立て方

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銀行へ資金繰り表を提出するとき、決まった形式でなければ評価されないのか気になりますよね。大切なのは見栄えより、数字の根拠、試算表との整合、更新された予測、資金使途の説明です。

この記事では、一般的に整理しておきたい項目と説明順をまとめます。金融機関や申込内容で指定は異なるため、提出先の案内を優先してください。

目次

銀行提出用でも基本は自社管理の資金繰り表と同じ

形式より数字の根拠と更新性が重要

自社用の表でも、前月繰越、営業収入、営業支出、借入・返済、臨時収支、月末残高が確認できれば土台になります。月次12か月の無料テンプレートへ根拠資料に基づく数字を入れてください。

売掛金の金額は請求書、返済は返済予定表、納税は申告資料や納付予定など、各行がどの資料から来たか説明できる状態にします。

様式・提出資料確認日:2026年8月25日

金融機関指定様式があるか先に確認する

金融機関によっては指定の資金繰り表、借入申込書、事業計画書があります。自社で作り込む前に、担当者へ対象期間、科目、税込・税抜、必要資料、提出形式を確認します。

申込先へ最新の指定様式を確認し、指定がある場合はその形式へ転記してください。様式や提出資料は金融機関、制度、申込内容により変わります。

資金繰り表と一緒に整理したい資料

試算表・決算書・借入一覧

直近決算書に加え、決算後の月次試算表を用意します。借入一覧には金融機関、当初額、現在残高、金利、返済額、完済予定、担保・保証など分かる範囲を記載します。

資金繰り表の返済額と借入一覧の月間返済額が一致しているか照合してください。

売掛金・買掛金・在庫の明細

売掛金・買掛金は取引先別に一覧化します。 売掛金は金額、支払期日、遅延の有無、買掛金は支払日と支払額を確認します。在庫が多い場合は品目、帳簿額、回転、滞留状況も整理します。

「売上があるのに現金が少ない」理由を、売掛金や在庫の増加で説明できるようにします。

資金使途と返済計画

運転資金なら仕入、人件費、入金時差など、設備資金なら見積書と導入目的を示します。希望額を丸めず、支払予定と自己資金から必要額を積み上げてください。

返済計画は売上予測だけでなく、粗利、固定費、既存返済を反映します。売上が計画未達だった場合の残高も試算します。

銀行が確認しやすい資金繰り表の項目

経常収支・非経常収支・財務収支

経常収支には通常の売上入金と仕入・人件費などを入れます。非経常収支には設備売却・購入や一時的支出、財務収支には借入実行・元金返済などを置きます。

区分すると、本業で現金が生まれているのか、借入で残高を維持しているのかが読み取りやすくなります。

借入実行・返済・月末残高

新規借入を予定する場合は実行予定月へ入れ、同時に返済予定も反映します。借入後だけ残高がプラスでも、返済開始後に不足するなら計画の見直しが必要です。

融資希望額を入れない状態の不足額と、借入・返済を入れた後の残高を両方示します。

予測値と確定値の区別

請求済みで入金日が確定したもの、受注済みだが請求前のもの、営業見込みを同じ確度で扱わないようにします。表に「確定」「見込み」「未確認」の区分を設けます。

楽観的な売上だけで返済可能と見せず、根拠と変動リスクを説明してください。

数字の変化を説明する組み立て方

不足の原因と必要額を説明する

最初に不足日と最大不足額を示し、次に原因を説明します。例として、大口受注で仕入が先行した、得意先の支払条件が長い、修理費が発生した、売上が減少した、などです。

一時的な時間差か、継続的な収益不足かを分けると、希望する資金の役割が伝わりやすくなります。

改善策と実行時期を説明する

請求の早期化、価格改定、在庫削減、固定費見直しなど、実行済み・実行予定・効果確認日を分けます。改善額は根拠を付け、資金繰り表へ反映します。

「努力する」ではなく、担当者、期限、金額を示してください。

楽観的な売上予測だけに依存しない

新規受注を返済原資にする場合は、契約状況、受注確度、粗利、入金日を説明します。まだ見積段階なら確定売上とは分けます。

資金繰り表を整えただけで融資承認が決まるわけではありません。 審査基準と必要資料は金融機関、制度、案件ごとに異なります。

提出前チェックと次の相談先

表の数式・残高・借入残高を照合する

提出前に次を確認します。

  • 開始残高が通帳と一致する
  • 前月末残高が翌月へ繰り越される
  • 売掛金と買掛金の日付が正しい
  • 返済額と借入一覧が一致する
  • 税、賞与、設備支出が抜けていない
  • 予測と確定が区分されている

計算式だけでなく、数字を入力した日と確認担当者も記録します。

資金調達の選択肢を期限別に確認する

金融機関へ相談しながら、会社の資金調達方法を必要日、用途、返済、総負担で確認します。複数案を隠さず、既存借入と合わせた返済計画を説明してください。

提出用の表は、融資を通すための飾りではなく、会社が支払と返済を管理する正本です。 提出後も毎月実績へ更新しましょう。

最終確認日:2026年8月25日

入金待ちの資金繰りノート編集部

中小企業・個人事業主の資金繰りについて、必要日、不足額、用途、売掛金、原因、負担を、順位を付けずに同じ確認軸で整理しています。官公庁・公的機関・各提供者の一次情報を優先し、変動する情報には確認日を記録しています。

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この記事を書いた人

中小企業・個人事業主の「売上はあるのに、支払日に現金が足りない」という悩みに向けて、資金繰り表の作り方や入金と支払いのズレ、融資・ファクタリングなどの選択肢を分かりやすく整理しています。金融庁・中小企業庁・日本政策金融公庫などの一次情報を優先し、必要日・不足額・売掛金・費用負担を共通の基準で確認。特定のサービスへ急いで誘導せず、読者が自分の数字をもとに判断できる情報提供を大切にしています。

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